◆セミナー&ワークショップ実施報告◆ 平成25年2月15日 女性と子供の心を掴むフードビジネスマーケティング研究会 (第一部)株式会社旭屋出版様 (第二部)ワーキング

2013年3月25日

女性と子供の心を掴むことはフードサービス産業にどのような影響を与えてくれるのか、ケルククラブの「女性と子供の心を掴むフードビジネスマーケティング研究会」では、そこに焦点をあてながら、参加者同士のマッチングや事業化を目指してセミナーやワークショップを開催しています。

今回は株式会社旭屋出版、絵ごころ弁当大集合をご担当された井上久尚氏に、出版社から見るキャラクターメニューの可能性について、ご講演いただきました。

キャラクターを活用した料理は、お弁当だけでなく、ファミリー向けレストラン、ホテルなどのバンケットや子供向け病院給食など、その応用範囲はたくさんあります。第二部では、そこから見えてくるものとして、簡単に量産できる厨房機器の開発の可能性、レストランで食べたキャラクター料理を作れるグッズ販売の可能性、それと併せたメニューレシピ本の可能性などを議論しました。

詳細はこちらの動画からご覧いただくことができます。

(第一部)

⇒ (第二部) 準備中

◆第一部『キャラクター弁当のブームから読み取れる
キャラクターメニューの可能性』

株式会社 旭屋出版 絵ごころ弁当大集合 担当 井上 久尚 氏

 

旭屋出版では、キャラクターのお弁当の本としてはかなり後発ではありますが、2009年に『はじめての絵ごころ弁当』を出版し、昨年までに合計4冊のキャラクターを使ったお弁当の本を出版しました。2009年の『はじめての絵ごころ弁当』は3回の増刷をしたほど大人気で、3年後に4冊目となる『楽しく、食べ、育て! 季節のキャラ&デコ弁教室』を出版しますが、その時は多少状況の変化などがあり、その辺りも交えてお話しをしたいと思います。

また、東京ビッグサイトで行われた『「農業フロンティア2012」~ワンワンとあそぼうショー』では、出版の際にキャラクターのお弁当を作ってくれたママにデモンストレーションをやってもらったのですが、その時の反応が面白かったので、後半はその時の話もさせていただきます。

キャラクターのお弁当ブームのはじまり

実は2009年に本を出した時に調べたのですが、キャラクターという言葉が本に使われだしたのが1993でした。その前は「幼稚園のお弁当」とか、「幼稚園児のお弁当」という表現が使われていました。それが1993年に「キャラクターで作ろう、かわいいお弁当」とものが出て、このあたりからキャクターという言葉とお弁当という言葉がくっついて使われるようになります。

『かわいいキャラクターのお弁当』という本がブティック社から1996年に出版されます。翌年には『かわいいキャラクターのお弁当2』も出され、このあたりから出版社各社、キャラクター関係のお弁当の本を出し始めます。

そんな中、2006年以降少し変化が出たのは、バンダイさんとサンリオさんが「キャラ弁」「キャラクター弁当」という商標をとってからです。本のタイトルにこれらが使われなくなりました。

そこで私たちも「絵ごころ弁当」という、違う名前で出すことになりました。

お弁当作りにはIHが活躍!!

旭屋出版はプロ向けの専門誌としてスタートしました。出版物の90%がプロ向けの料理書となります。和洋中華、全てを網羅しています。そのプロの世界では、電化厨房が注目されてきました。テナントで入る場合にガスを使えないという事がありますので、IH対応の本というのが必要となります。

そのような中、プロの方がIHを使いながらどのように調理したらよいか、ということを取材していく中で、お弁当作りに実はIHが活躍するということを知りました。薄焼き卵や、少ない量の煮物などを作る場合に、鍋の底に均一の熱を回すのに優れたIHの方が、ガスよりもきれいに作ることができます。

それであれば、専門出版社である旭屋出版がお弁当作りの本を出してもおかしくはない、またプロ向けの技術同様、専門の技術を要するということもあり、『はじめての絵ごころ弁当』を出版することになりました。表紙には「IHクッキングヒーター対応レシピ付き」と書きました。

 本の出版を通して見えてきたこと

本の出版にあたっては3人の方にお願いしました。当時、キャラクターのお弁当関連のブログが1200以上ありましたが、その中で、キャラクターのお弁当の世界で有名な方を選び、お願いしました。

一冊目を作りながら話しているうちに、実は子供たちはお米のご飯ばかりでなく、パンでキャラクターのお弁当を作ってあげると大喜びするという事を知り、同年、二冊目の『絵ごころサンド』を急遽作ることにしました。

キャラクターのお弁当を作っている人はブログをやっている人が多く、このようなキャラクターのお弁当の本を売る際にはブログの力を無視することはできないと感じていました。

そこで、『絵ごころ弁当大集合』という本をだしました。インターネットで「絵ごころ弁当コンテスト」の募集を行い、入賞した10名で出した本がこれです。

続きはこちらから(動画) ⇒ http://kelcclub.jp/?p=2793

 

■プロフィール■

井上久尚(いのうえ・ひさなお) 氏

1981年旭屋出版入社。月刊カフェ&レストランの編集長を10年務めた後、書籍担当に。これまで取材した飲食店は3000店以上。取材・編集を担当した書籍は200冊以上。担当した中で最も多いのがカフェ・コーヒー関連図書で、2005年より金沢大学の「コーヒー学」で講師も勤める。他に担当したことが多いのが、ラーメン、製菓・製パン、中華料理、お好み焼関連の書籍。

 

◆第二部 ワーキング

「女性と子供の心を掴むフードビジネス研究会」について

株式会社新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一氏

 

ワーキングは、セミナーからビジネスをできるアライアンス、あるいはパートナーシップを作って行くために行っていきます。

ケルククラブの事業

ケルククラブでは、新しい電化厨房の技術の可能性を追求して、フードサービス産業の支援をどのようにしていくかということを研究・活動しています。昨年の4月からは、新生ケルククラブという形で、セミナーや技術勉強会だけでなく、「ビジネスをおこしていく」、「研究会の会員になっていただいてビジネスとして得したと思っていただくような活動につなげていく」、というミッションを顧問としていただきましたので、様々なビジネスのネタを提案しています。

今まで外食産業だけで考えていたものを、同じような食に関わっているような店舗インテリア、調理器具や厨房メーカさん、調理家電や給食、物流や食品機械、加工食品、農業や漁業などの食糧生産の間に同じテーマの横串を入れることによって考えて行こうというものになります。

健康や医療を横串に入れると、機能性食材を作って新しい科学的な根拠を持ったメニューを世の中に出していく、あるいは今までは院内でしか出していなかった病院給食を地域で配膳できるようにしていくことなどが可能になってきます。

ケルククラブの事業としては、今までは情報部会としてホームページだけで情報提供を行っていましたが、今はメール(メルマガ)やSNS(facebook)、youtubeでも流しています。

ホームページに関しては、過去は「外食サービス最前線」という外食産業だけの情報サービスだったものを、これからは外食産業の方がお惣菜などの中食や給食に進出する、給食業界の方が外食に出ていくこともあるので、「フードサービス最前線」としてフードサービス産業全体のトレンドをとらえたものとして掲載していきます。

その中に、関連する商品や調査情報、公的助成金の情報、関連する書籍やWEBメディアなどの情報、eラーニングなどがあります。この他、セミナーや調理実習、研修やワーキング、交流会、イベント、研究会活動などを行っていきます。

これらはバラバラに行っていくのではなく、例えば本日の「女性と子供の心を掴むフードビジネス研究会」であれば、メール、facebook、フードサービス最前線などを関連づけながら情報発信をします。

ビジネスにはならないけれども、厨房機器などの研修や勉強のための講座などは今までと同様情報発信を行っていきます。

研究会としては、次のようになります。

「ドクターズキッチン研究会」では大手の病院や介護施設と組んで地域に配膳できる介護メニュー、レストランで食べれる病院の治療食、お弁当などをコラボレーションして作って行きます。

「スマートキッチン研究会」「デパ地下キッチン研究会」などでは、電化厨房の特徴を活かしたものを作って行きます。デパ地下などは大きな売上が見込めるので、厨房メーカーも外食産業もデパ地下に入店できるだけでも大きなビジネスのチャンスが生れます。

「キッチンカー(フードトラック)研究会」では、非常時に活躍したり、昼食難民に対応するための食材メーカや外食産業などのキッチンカーなどを検討していきます。

「繁盛店プロデューサー」では、有名なプロデューサやメンバーと組んで、課題解決したり新業態を開発したりするチームを作って行きます。

セミナーや調理実習などで勉強会を開催し、更に興味を持つ方々によるワーキングを行いながら、研究会、事業化へと進めていきます。

『女性と子供の心を掴むフードサービスマーケティング研究会』

昨年、覆面調査を行う株式会社メディアフラッグ様から、お母さんや子供の目線から見た飲食店の課題についてご紹介いただきました。外食産業も社会の変化と共に居酒屋への業態変更ブーム、飲酒運転取締法の規制、震災後の内食ブームなどの変遷を経て、いま一度女性と子供の心を掴むことによって来店を増やすことができないか、ということになりました。その方法としてキャラクターを活用してメニュー開発、業態開発をして行こうということで、「キャラクター活用ワーキング」を開催しています。第一回目にはニチワ電機株式会社様にスチームコンベクションオーブンを使って作れるキャラクターメニューを調理実演していただきました。

「開催趣旨」(動画)⇒ http://kelcclub.jp/2012-05-30/503.html

株式会社メディアフラッグ様(動画)⇒ http://kelcclub.jp/2012-08-09/573.html

ニチワ電機株式会社様(動画)⇒ http://kelcclub.jp/2012-08-09/576.html

続くサトレストランシステムズ株式会社様からは、マーケティングリサーチに基づくファミリー層を取り戻すための企画によってファミレス低迷期を乗り越えた、というお話しをしていただきました。

サトレストランシステムズ株式会社様(テキスト)⇒ http://kelcclub.jp/2012-11-06/437.html

キャラクターを使ったメニュー開発には、著作権の問題などが発生します。そこで途中からマンガやアニメの業界団体(一般社団法人日本動画協会)とコラボレーションしながら進め始めました。

日本動画協会はアニメの制作や版権を管理している版元の加盟している団体です。そこでケルククラブと連携して、「アニメパートナーズフォーラム」として、キャラクター二次利用として飲食店や食品メーカー、厨房会社などのパートナー開拓を行い、新業態開発や海外進出などを検討するためにワーキングを開催してきました。

一般社団法人日本動画協会様/株式会社カル様

⇒ http://kelcclub.jp/2013-02-22/2197.html

一般社団法人日本動画協会様/株式会社竜の子プロダクション様/ベネリック株式会社様

⇒ http://kelcclub.jp/2013-03-08/2228.html

株式会社バンダイ様(フードサービス最前線)

⇒ http://kelcclub.jp/2013-01-29/1762.html

1月28日は株式会社ユー・エス・ジェイ様より、会社の戦略として女性と子供にターゲットを絞りなおして取り組んだユニバーサルワンダーランドについてご講演いただきました。

株式会社ユー・エス・ジェイ様

⇒ http://kelcclub.jp/2013-03-08/2381.html

続きはこちらから(動画) ⇒ 準備中