キャラクターメニューから見えてくる外食産業の可能性!! ~旭屋出版が「絵ごころ弁当」シリーズ出版を経て感じる女性と子供の心を掴むキャラクター弁当の魅力

2013年2月4日

ケルククラブで行っている女性と子供の心を掴むフードサービスマーケティング研究会では、女性や子供(親子)にターゲットを置く事で成功した事例や関連する知識の習得、ビジネスモデルへの拡張方法などを検討しながら事業化を見据えた様々なコラボレーションの機会を設けています。

その中で、漫画やアニメのキャラクター活用を一つの手法としたワーキングをおこなっています。外食や中食、給食などのフードサービス産業とキャラクターの権利を保有するマンガやアニメの業界や媒体、食品や厨房・調理機器、店舗装飾、関連グッズメーカーの業界など、ビジネスにおける異分野の連携を促進するものです。

2月15日は、「絵ごころ弁当大集合」などのキャラクター弁当関連の出版をご担当された株式会社旭屋出版 編集部 部長の井上久尚氏に、出版社の立場から見たキャラクター弁当のブームから読み解けるフードサービスのビジネスの可能性についてご講演いただきます。

子供に家での食事やお弁当などを作るお母さんが、いつ、どこで、どのようにしてキャラクター弁当に興味を持ち、またどのような消費行動をしているのか。より芸術的で複雑となったキャラクター弁当のブームから簡単で美味しく作れる情報をどのように探しているのか。ファミリーレストランでのレジ回りの玩具と提供キッズメニューが連動した際のキャラクター弁当グッズ付きのレストランメニューブックの可能性など、フードサービスマーケティングに大きなビジネスヒントが頂けるはずです。

今回はそのご講演に先駆けて、取材をさせていただきました。

株式会社旭屋出版 編集部 部長 井上久尚氏

※当ページの一番下からセミナー・ワークショップのお申し込みをすることができます。

廣常:
旭屋出版さんがキャラクター弁当の本を手がけるようになったきっかけを教えてください。

井上:
多くの主婦のかたが関心が高い、IHクッキングヒーターで調理するケーキの本、中華料理の本を出したことがあります。どちらの本も、料理を教えるのは、プロのシェフ。店に立って働いているオーナーシェフの方が家庭の主婦に教えるという本です。

その本を作って、家庭では、幼稚園のお弁当で重要な「薄焼き玉子」を作るのに、微妙な火加減がダイヤルで調節できるIHクッキングヒーターが便利だと知りました。薄焼き玉子の黄色はお弁当をかわいく彩り、おにぎりを包んでもいいし、また、そこにケチャップやマヨネーズで顔を描いたりする演出もできます。

そして、そうした演出のプロのママがいることを教えてもらいました。それが「キャラ弁」でした。弊社はプロ向けの専門料理書がメインで、『キャラ弁』はプロ向けではありませんが、「キャラ弁」は、ある意味専門分野で、技術もアイデアもいる料理だと思います。ママひとり一人が新しいキャラや技を生み出そうとする熱意がブログの中にあふれていました。

すでに類似書が他社からもたくさん出ている状況でしたが、新しい内容のキャラ弁はつくれると考え、2009年4月に発行しました。最初に出した本「はじめての絵ごころ弁当」の著者は3人で、キャラ弁のブログの世界や、キャラ弁のコンテストで有名なママにお願いしました。

 

はじめての絵ごころ弁当

 絵ごころサンド

絵ごころ弁当大集合

楽しく、食べ、育て! 季節のキャラ&デコ弁教室

廣常:
キャラクター弁当の人気は今でも根強いようですね。キャラクターを模した可愛い料理の写真は、SNSなどでは大人気になると聞いています。

井上:
そうだと思います。絵ごころ弁当シリーズの4冊とも、作品を提供してくれている方はブログをやっています。3番目に出した「絵ごころ弁当大集合」はキャラクター弁当のコンテストで勝ち抜いた10名の方々作品を本にしたものですが、みなさんブロガーです。そのことからもSNSとの相性の良さが伺えます。

廣常:
外食産業は、外食ニーズの大きな時代の変化にともない、たとえば居酒屋でもお子さん連れに来ていただけるような店舗作りやサービスを摸索している例が多くあります。そのためには、まずは女性や子供の心理やニーズを掴むことがとても大切だと考えますが、御社では、本のマーケティングターゲットであるお母さんや子供の心理を掴みやすいのではないですか?

井上:
積極的にデータ収集はしていませんが、昨年末、東京ビッグサイトで行われた『「農業フロンティア2012」~ワンワンとあそぼうショー』でキャラクター弁当のデモンストレーションを行いました。その時に反応を見ることはできました。

反応が幾つかにわかれました。キャラクター弁当を作っていると、先ずはみなさん、近づいてきてくれます。その後、様々な反応がありましたが、関心のあり方を指標にすることによって傾向を読むことができました。

また、本のメニュー作りに携わっていただいたブロガーさんたちは直接消費者とつながっていたりしますので、そこを通しても色々な情報をいただくことができます。

廣常:
レストランなどの店先に、その店で食べたキャラクターメニューと関連する、あるいは同じものを作ることができる書籍やグッズを販売することに対してはどのように思われますか?それを購入すればそのお店で食べたものを自宅で再現できるというものであれば、子供にとってもお母さんにとっても魅力的だと思うのですが。

井上:
確かにそれはあると思います。子供が食事への関心を高めてくれ、しかも、喜んで食べてくれる料理は何か、小さなお子様を持つお母さんは常に悩んでいますから。

実は本の出版を通して感じていることがあります。キャラクター弁当関連の出版は大よそ出版月が決まっていますが、その月に出版するには理由があります。そこに、お母様方の本当のニーズが見えてきます。

 

廣常:
それは興味深いですね。レストランのメニューも含めて本やグッズの販売もそれらのニーズと連動するものであれば更に効果があるのかもしれませんね。

詳細は2月15日のご講演の時に伺わせてください。楽しみにしております。本日はありがとうございました。

 

■    ご講演いただく2月25日のセミナー・ワーキングのお知らせ■

※第一部、第ニ部は別々にお申し込みいただく必要があります。

 

第一部 <セミナー>
『第6回 女性と子供の心を掴むフードサービスマーケティング研究会』
開 催 : 平成25年2月15日(金) 時間:13:00~14:30
講 演  『キャラクター弁当のブームから読み取れるキャラクターメニューの可能性』講 師  株式会社旭屋出版 絵ごころ弁当大集合 担当 井上 久尚 氏

⇒お申し込みはこちらから: http://kelcclub.jp/2013-02-15/1559.html

 

第二部<キャラクター活用ワーキング>
ビジネスアライアンスワーキング  『キャラクターメニュー開発におけるビジネス機会とライセンス』

開 催 : 平成25年2月15日(金) 時間:15:00~16:30
ビジネスアライアンスワーキング  『キャラクターメニュー開発におけるビジネス機会とライセンス』 ファシリテータ 新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一
⇒お申し込みはことらから: http://kelcclub.jp/2013-02-15/1561.html

 

 ■     プロフィール■

井上久尚(いのうえ・ひさなお) 氏

1981年旭屋出版入社。月刊カフェ&レストランの編集長を10年務めた後、書籍担当に。これまで取材した飲食店は3000店以上。取材・編集を担当した書籍は200冊以上。担当した中で最も多いのがカフェ・コーヒー関連図書で、2005年より金沢大学の「コーヒー学」で講師も勤める。他に担当したことが多いのが、ラーメン、製菓・製パン、中華料理、お好み焼関連の書籍。

 

■     会社について■

株式会社旭屋出版

飲食店向け、外食産業向けの専門料理書、専門経営書の出版社。月刊誌「近代食堂」(1969年創刊)と「カフェ&レストラン」(1981年月刊誌化)を発行。

年一回発行の定期刊行物として、「ラーメン店繁盛BOOK」「そば・うどん店繁盛BOOK」「創作料理」「居酒屋繁盛BOOK」「すしの雑誌」「焼肉店」「中華料理店」「スーパー・カフェ・ブック」「スーパー・パティシエ・ブック」「ブレッド&スイーツ」「スーパー・バリスタ・ブック」がある。

 

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